「~さ」の使い方 終助詞/間投助詞

2022年9月29日木曜日

中級・上級

 こんにちは、「Nihongoいちにのさん」です。

このブログでは、日本語学習者の人のために、日本語の文法などを説明しています。

今日の説明は、中級~上級レベルの人へ向けたものです。

実際の学習者からの質問をもとに、解説をしているので、参考にしてください。

 

「~さ」の使い方 終助詞/間投助詞

 

文の中で使われる場合(間投助詞)

・聞いている人に「あなたに話しかけてますよ」ということを示し、これからまだ続けて話すので、聞いてもらえるよう注目させる。

 

例)昨日、USJに行ったんだけど、いつもより人が少なくって、めっちゃ遊べたよ。

例)あの、もしよかったら、日曜日映画に行かない?

例)「田中さんさー、ちょっと、遅刻が多いと思うんだけど…」「すみません、気をつけます」

 

※目上の人には使えない。



文の終わりに使われる場合(終助詞)

・話している人が当然と思っていることを聞いている人に説明するときに使う。ただし、実際の会話より、小説などで男性が使う言葉として書かれていることが多い。

 

A「たなかさん、遅いね」 B「必ず来る。心配しないで」

A「ちゃんと話してよ」  B「だれも信じてくれない

 

※命令や意志の形、丁寧形の後ろは×
「×早くしろさ」「×明日会社を休もうさ」「×ごはんを食べますさ」
※目上の人には使えない。